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黄鷹 1969年生まれ・神奈川県横須賀市在住。車歴はイブ・リーダー・メイト・スーパーホークIII・リード90・フォーサイト・フェイズ(現在所有しているのはスーパーホークIIIとフェイズ)と、HONDA車が多いです。スーパーホークIIIを手に入れてからは、ディープなマニアの友人が増え、バイク無しではいられない体に...。

 

(画像は1995.3.23 二気筒集会にて)

ホークはスーパースポーツバイクだ!

 

 1981年、たまたま手にしたモーターショーのガイドブックにそのバイクは載っていました。当時小学生だった私はそのバイクがとても気に入りました。「乗ってみたい。」以来思い続け9年後、1990年、20歳の時にそのバイク、『スーパーホークIII』を手に入れました。 時は流れて現在2002年、自分を取巻く環境は変わりましたが、ホークは変わらず私のそばにいます(実際は改造されて昔と違うんですけど)。

 「三つ子の魂百まで」と言いますが、好きになり、とことんまで惚れ込んでしまいました。その為、1台のスーパーホークIIIをずっと所有しています。今まで、原付以外に全く他車を買う気が起こりませんでした。以前はスーパーホークIIIを通勤にも使っていたのですが、なかなか気楽に出かけられないご時世となったので、通勤マシンとして、新たにフォーサイトを購入しました。

 スーパーホークIIIを購入した時、色々な人から「なんでホークなんて買ったの?」(好きに決まってるからじゃん!)とか「ホーク?○車じゃん。」(それは乗り手が悪い、本当はスーパースポーツだ!)等と言われ、少々寂しい思いもしました。10年前でフルノーマル、程度極上で15万円位でした。「ちょっと高いかな?」と思いましたが、数年たったら価格が上がる上がる。もうびっくり(笑)。 しかし今の中古車価格の高騰はちょっと変ですよね。もう買えませんよ。それに盗難の心配や純正部品の価格高騰・欠品と悩みは尽きませんし、いかにも○車っていう改造車ばかりでスーパースポーツ系の改造車が余りありませんよね。ホークシリーズも、まがりなりにもCBの血統を受け継いでいるのだからやはり「スポーツな走り」にこそ本質があるのではないでしょうか。とはいえ、「走り」の為の改造パーツというかホーク系の改造パーツ自体殆ど無いんですよね。(あったとしても絶版パーツで価格も高い!)多車用を流用したり、または加工して取り付けたり、そうでもなければ自作するしか無いのです。やはり「走り」のホークは難しいのでしょうか...。同じCBでも400Fourや750Fとかは今でも色々機能パーツが発売されてますけど...。そういった意味でカワサキのZシリーズ等は羨ましいですよ(いや、Z250FTやGPZ250等の2気筒車は逆に少ないかも...)。と、悩むのもこの位にして(笑)スーパーホークIIIの好きな所を書きます。

 まずはツインなのに高回転まで回るエンジン、トルク重視のエンジン特性なのですが、ついついレッドゾーン手前まで回してしまいます。低速からもりもりっと湧いてくるトルクは、発進加速で80km/hまでは空冷4気筒400に劣りません。さすがエンジン屋ホンダ!やはり2気筒有利説は正しかった(自分の腕ではこれで満足)! 現行車には無い、迫力ある独特な排気音も良いですね。私の車両は昌栄機工のクロスメガホンが入ってますが、これが絶品。低回転ではボルボルボルッと普通のホークサウンドなのですが、回転を上げるとクァーンと4気筒のヨシムラ管の様なサウンドに変わります。パワーもノーマルより出ている感じです。 ハンドリングも素直で切れ角も十分、乗っていてストレスを感じません。ステアリングダンパーを入れたらコーナリング時の安心感が増しました。リアサスはコニー(しかし製産中止!在庫限りだって!)を入れてますが、アフターマーケットパーツで、現在新品入手可能なのはこれか、ヘイゴン、MDI位かな。乗り味は少々固い感じです。上下コの字のブラケットなのはホークシリーズしか無いので専用品を作らねばならないんですかね。本当はオーリンズとかから出して欲しいですね。(無理か...。)しかし、ノーマルでも扱いやすいエンジンの特性、ニュートラルなハンドリングとあいまって、乗りやすく、とても楽しいバイクです。 そして何と言ってもデザインが秀逸!HONDAインテグレートデザインの傑作ではないでしょうか?タンクからサイドカバー、ピンとはねたテールカウルに繋がるスリムなラインが最高です。当時のHONDAはCB750F、CB250RSと共にデザインに統一感がありましたよね。

 

スーパーホークIIIの存在を知ってから21年、夢叶い所有してから13年目、ホークのおかげで様々な催しに参加し(Mr.BikeBG主催、`95絶版車ツーリング、二気筒親方主催ホーク集会等)、BGにも何度か写真を載せて頂きました。(`95.8月号・`98.6月号・`01.1月号)そしてたくさんのホークオーナー及び二気筒車オーナーと知り合う事が出来ました。この度、ホーク及び絶版車オーナーの良き情報交換の場になればと思い、このサイトを立ち上げました。

 

2002.6.30

 

追記

 

 今までWebページを公開していたプロバイダのサービスが終了したため、新しくこちらに作り直しました。

現在2017年、未だにスーパーホークIIIはそばにいます。27年目に突入です。

Webページを制作してから15年も経ちました...。早いものです。この15年の間にホークを取り巻く環境は変わりました。純正部品の欠品は進み、中古車価格も高騰しました。現在流行している◯車・旧◯會のようなスタイルは好きではありませんが、そのおかげでホークのリプロパーツが多数発売されているのは皮肉なものです。

 

2017.2.25

(画像は2017年仕様)